おはようございます。宮崎孝子です。
お題の
「 自分の美容師さんを探し求めて 」
というのは、私の実体験のことです。
美容師になる前、
くせ毛の私の希望を叶えてくれる、
素敵な美容師さん、居ないかな??
ということで探したり、聞いたりしては、
「 店長さんじゃなくてもいいので、
ここで1番上手い人にお願いします。 」
真剣だったのですが、
怖いもの知らずな探し方をしていました。
べらぼうに高い所に行けば会えるのかな?
と思ったり、
カリスマ美容師がいる。
と聞いて行ってはガッカリする旅。
多分、理想が高かったのでしょう。
でも、少なからずみなさんも、
そういう時期があったと思います。
そして、見つからないから、
自分が美容師になろう。と決めて
この世界に途中から身を投じました。
それが美容師になった動機です。
ですが、
美容師になったからこその力を使って
My美容師さんを探そう。
と強く思うようになりました。
それが悪夢の始まりでした。
お客さんや、ディーラーさん、
知り合いの美容師さんに
「 今、うわさに聞く
熱い美容師さんを知らないですか?」
と聞いては片っ端に行ってきました。
少しずつ感じてはいたんですが、
( *その答えは下に書きますので
もう少しお付き合い下さい。)
「 次がある。まだ諦めてはいけない。」
と、自分を奮い立たせては
あちこちに行くわたくし。
そして、その時が来ました。
美容師として旅をしながら、
世界中の色んな人種の髪の毛を切っていた
新しい考えの美容師がいる。
ここだ!と思いました。
早速予約を取って、
美容師だと思われない格好をして行きました。
( 美容師だという時に限って失敗していたので )
結論から言うと大失敗をしました。
髪の毛が、根本から溶けて
スカスカチリチリになり、
目も当てられない状態になりました。
お客さんから
「 宮崎さん。ここの人が切ったと思うから、
帽子をかぶった方がいいよ。」
とアドバイスをもらったくらいです。
2年間ほどウィッグと帽子を使いました。
簡単に説明すると、
「 黒人さんの髪の毛もやったことあるけど、
宮崎さんの髪の毛は、
痛ませた方が扱いやすいと思うよ。」
という通常では考えられない事を
その美容師さんに言われたんです。
それで夢見た結果が
8時間かけてのチリチリスカスカでした。
久し振りに帰り道で泣きました。
その経験があるので余計に
リスクのある工程はしたくないのと、
時間をかければいい。とは思わないんです。
ここからが1番言いたい事です。
( * 上の『 少しずつ感じてはいたんですが 』
のそこです。)
身をもって分かった事は、
My美容師を探すのはとてつもなく難しいこと。
だという事。
そして、
まだMy美容師を見つけきれていない。
という方も多いのが事実。
だから、「 どこかいい美容院を知らない?」
と、お友達や知り合いに聞いても
知らないのだから
あまり聞き出せない訳です。
これから先、
ずっとお付き合いできる美容師になる。
という事は、とても大変なことなんだと
思い知らされました。
そうなるためには、
自分が切ってもらいたい美容師になる。
というシンプルさが
私には分かりやすいやり方です。
実に奥が深くてやめられない仕事です。
美容師も含め、みなさんの
My美容師が見つかりますように。
( 実は美容師自身が見つけにくいのであ〜る。)
それではまた明日にここで。
そのポチッとに本当に励まされています。
そしていつもありがとうございます。